リブラ舎の「この世」のしごと

編集ライター・リブラ舎です。本と雑誌、WEBもいろいろつくります。仕事履歴、日々の雑感を綴ります。

1000人が同じジャージで走る自転車イベント「ツールド妻有」に参加した

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8/28(日)に新潟県十日町市で行われた「ツールド妻有」に参加してきました。

妻有といえば、大地の芸術祭!今よりずっと「アート」なるものに敏感だった若い頃、何度か足を運んだ地です。

今回で10回目となるツールド妻有も、もとは大地の芸術祭の一環で、建築家の伊藤嘉朗氏が2006年に発案したものだそう。他のイベントと違うのは、1000人の参加者たちが、みんな同じジャージを着て走ること。これが意外と、ほんとに意外と…グッときます。 

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スタート前、朝6時。会場に向かっているとき、美しい田園の朝、同じジャージの人々が続々と集まっている風景に、なぜか泣きそうになってしまった。

120km、90km、70kmコースがあり、ヒルクライムが苦手な私は、70kmコースを選択。と、いっても、かなりの山です。夫は120kmコース。ところどころコースが重なるものの、ほぼ一人で走ることに。たぶん、途中で歩くだろう。下手するとリタイアかもしれない…と思っていました。

こちらコースマップ。

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ヒルクライムでありグルメライドイベントだった!

スタート早々、激坂が(自分的に)。そこをなんとか登り切ると、最初のAS(エイドステーション)。ボランティアの方々が用意してくれた手料理が並びます。

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なんじゃこりゃーってくらいの、充実度。父の実家が新潟なので、行き交う方言が、まんま「うちのおばあちゃん」で手づくりの料理で、やさしく声をかけていただいてなんか満たされて、もうその瞬間、山への不安、ひとりの不安は吹き飛んで、とにかく楽しくなった。

そこから先も、かなーり辛い道のりだったけど、限界ちょっと前くらいに必ずASがあって、それぞれ違った料理でもてなしてくれてかなり食べました。消費カロリーより多いかも…?

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超大鍋でつくるパエリア

 

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すいか、冷や汁コシヒカリおにぎり

 

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AS以外にもこういう小休憩スポットがいっぱいあった。なんでこんなに野菜がおいしいんだろう。

 

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昼食は、めっちゃ種類の多い漬け物、おにぎり、名物の松代そば

 

無事ゴール。山ちょっと好きになった

コース中、1、2を争う激坂(自分的に)が、通称ガリガリ峠と言われている場所。

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坂の手前にこんな看板が。写真撮ってほのぼのしている場合じゃなかった。まじで。700mと短いものの、10%以上の激坂で、しかも直線なので、ななめ走行とかほぼできず、ひたすら坂と真正面から向き合う。かなり、自転車を押して歩いている人もいたけど、自分はなんとか足を動かし続けて、登ることができました。登った先にはガリガリ君

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命を救われた感。こんなにおいしいガリガリ君はじめてです。ガリガリ峠に匹敵する坂(しかも長い)を何度か越えながら、なんとか、ノー足付きで、ゴールすることができた。

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(最後のASで合流して一緒にゴール)

 めちゃめちゃ達成感。山、苦手だけど、苦手なのに、悪くないじゃん。スピードを意識するにはまだまだだけど、ちょっと自信がついて、好きになったかも。夏の終わり。悔いがないほど、楽しんだ。また来年かな。

 

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ジャージについて考えてみる。

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自分がいつも一緒に練習しているチームにも、チームジャージがある。おそろいのジャージを着ると、その瞬間、仲間になる気がする。スタート前、なぜか泣きそうになったのは、いつもと規模の違う「仲間」を見て、圧倒されたのかな。おまけにこのジャージ、地元の企業がたくさん協賛してるのか、いろいろな名前が入ってる。そういう規模の大きさを、これまで着たことがなかった。これがアートというのなら、そうなのかもね、と素直に思える。